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ランドセルに関する豆知識

2023.06.01

 

 

◆ランドセルはいつからあったの?

日本の小学生の通学かばんといえば、ランドセル。
現在のランドセルのようにリュックサックに近い形のしっかりとした箱型ランドセルになったのは、明治20年だそうです!!!
当時の皇太子であった大正天皇が学習院初等科に入学するにあたり、伊藤博文が、この「背嚢」をしっかりした箱形のかばんにアレンジしたものを献上しこれがランドセルの始まりといわれているそうです。
このかばんは、1890年(明治23年)に素材が黒革となり、1897年(明治30年)には寸法や仕様が統一され、学習院の通学かばんとして利用されるようになりこれが現在のランドセルの基本形で、今もほとんど変わらない姿で愛用されているみたいですね。
ランドセルには革を使っているため高級品であった事から戦前は都市部の富裕層の間で用いられる事が多く、地方や一般庶民の間では風呂敷や安価な布製ショルダーバッグ等が主に用いられていたそう。
小学生のランドセルが全国に普及したのは昭和30年代以降、高度経済成長期を迎え、人工皮革が登場した頃からと言われるそうです。

◆ランドセルが使われるようになった理由は?

明治時代以降にも陸軍などで使用されていることから、昔は主に軍人がランドセルを使用していたみたいです。
現在のように通学カバンとして利用され始めたのは、学習院の初等科が起源です。
昔は風呂敷をランドセル替わりに使用していましたが、学習院の学生がランドセルを使い始めたことで広まったとされています。

→ランドセルが小学生に使われるようになった理由

1つ目の理由は、お子さまを守ってくれることです。
昔は主に軍人の方が使用していたという事実からもお分かりいただけるように、ランドセルはその丈夫さが特徴です。
そのため、遊んでいて転んでしまって際にもクッションのような役割を果たしてくれるので、お子さまの身を守ってくれるでしょう。
もし登下校時に不慮の事故が起きて、お子さまが吹き飛ばされてしまった際にも大けがをするリスクを少しでも減らせるのはありがたいですよね。

2つ目の理由は、教科書などを守ってくれることです。
教科書は紙でできているので、どうしても雨や雪の影響を受けてしまいます。
昔のように風呂敷を使っていると、さらに天候の影響を受けやすいですよね。
ですが、ランドセルの中に収納しておけばそのようなリスクは回避できます。

3つ目の理由は、お子さまの負担を減らすことです。
もし、小学生がランドセルではなく手提げカバンを使って登下校をしていると、片方に重心が寄ってしまうので身体に対して負担になってしまう恐れがあります。
高学年になって持って行く教科書が増えると、その負担はさらに大きくなるでしょう。

しかし、ランドセルにはさまざまな機能が備わっているので身体への負担を最小限にして教科書などを持ち運べます。
ランドセルは安全性や耐久性、機能性を兼ね備えた万能な造りなので、活発で育ち盛りの小学生には最適なので使われれているみたいです。

◆ランドセル発祥の国はどこ?

ランドセルの語源は、オランダからきたといわれています。
ナップサックはオランダ語でランセル(ransel)と言い、日本語が混ざってなまってきこえたのがランドセルとされているそうです。
当初はランドセルではなく「背のう」と呼ばれていましたが、徐々にランドセルと呼ばれるようになり、そのためオランダでランドセルと言っても伝わらないみたいです。
ランドセルの歴史は、江戸時代の幕末に日本で西洋の軍隊制度を取り入れたことから始まった、など諸説あります。

◆ランドセルはどのように作られているの?

ランドセルの素材には主にクラリーノ、牛革、コードバンの3つが使われており、それぞれ値段や特徴が異なります。
また、ランドセルの素材は昔と比べて大きく変わってきています。
お子さまが6年間、毎日背負うランドセルを選ぶとなると、どのように作られているのか気になるものです!

一般的なランドセルが作られる工程をご紹介します。

【1】材料の選定
ランドセルの外側には主に合成皮革や天然皮革が使用され、内側にはクッション性のある素材や綿が使われることが一般的です。
また、金具やファスナーなどの部品も選定し生地に問題がないかチェックしていきます。

【2】パターン作成
ランドセルの形状に合わせて、パターンが作成されます。
パターンは、ランドセルの各部分(背面、側面、フタなど)の形状やサイズを示します。
抜き型という金属の枠を生地に置き、機械で上から圧をかけ、裁断をし、すべてのパーツ取りを行います。

【3】縫製
パターンに基づいて、外側と内側のパーツが縫い合わせられます。
一般的なランドセルは、背面、側面、底面、フタ、ショルダーストラップ、持ち手などのパーツから構成されています。
縫製には専用のミシンが使用され、高い縫製技術が求められデザイン刺繍は安全性には関係がない為、位置の狂いがないよう機械で刺繍を行います。

【4】金具やファスナーの取り付け
ランドセルは生地だけではありません。
ダルマカンやナスカンなど多くの金具類が付属して初めてお届け出来るランドセルになります。
例えば、フタを開閉するための金具や、ショルダーストラップを調整するためのバックルなどがあります。
これらの部品は、縫製や接着などの方法で固定されます。

【5】仕上げ
最終の作業は1つ1つのパーツをミシンで繋いでいきます。
ここで刺繍のラインが斜めになったり、刺繍が一定の幅ではない場合は破棄になります。
すべてのパーツを組み合わせるとっても大事な作業になります。
そして、糸くずや汚れを取り除くためのクリーニング作業、外側にデザインや装飾を施す作業が行われます。

【6】検品とパッケージング
最後に、製品の品質を確認するために検品が行われます。
サイズや縫製の確認、金具やファスナーの動作確認などが含まれます。
足りないパーツなどないかを徹底的にチェックし出荷します。
検品が完了したランドセルは、パッケージングされ、出荷の準備が整います。

※ランドセルの製造工程はメーカーや製造工場によって異なる場合がありますが、一般的な手順は上記の通りです。

◆ランドセルを長持ちさせるには?

ランドセルには大きく分けて「クラリーノ(人工皮革)」と「本革」の2つの素材があります。価格や高級感、耐久性などの違いがあるこれらの素材は、お手入れの方法もそれぞれ異なります。

◇「クラリーノ(人工皮革)」
クラリーノってどんな素材?って思われる方も多いと思います。

日本の化学繊維企業「クラレ」が開発した人工皮革がクラリーノです。
世界で初めての人工皮革で、ランドセルをはじめとして靴、手袋、ソファなどのインテリア用品にも使用されています。
軽量で小学生校低学年のお子さんでも負担が少なく、また雨や汚れにも強いのでメンテナンスの手間が省けるというメリットがあります。
さらに本革に比べると加工しやすくデザインや色の自由度も高いことから、個性的なランドセルが作りやすいという点もクラリーノならではの特徴です。

クラリーノは長年改良を重ね、今では本革に勝るとも劣らない丈夫さを身に着けていて、なおかつ軽量化も進んでいます。
お子さんの使用状況によっては、6年間まったく手入れをしなくても傷も型崩れも起こらないほど。そのため、過剰なお手入れはクラリーノを痛めてしまう可能性があります。
基本的には、雨に濡れたときに柔らく乾いた布で水滴を拭き取る程度のケアで十分です。
拭き取った後に防水スプレーやクリームなどを塗ると、かえってヒビや型崩れの原因となっていまいます。
布拭きでは落ちにくい汚れについても、食器洗い用の中性洗剤を薄めて使用するくらいで十分です。

◇「本革」
本革のランドセルには大きく分けて、牛の革を使用した牛革製と馬のお尻の革を使用したコードバンがあります。

とくにコードバンは1頭の馬から採れる量がごくわずか、年々生産量も低下していることもあって、天然皮革のなかではとくに貴重とされています。
牛革は本革のなかでは一般的な素材ですが、それでも大量生産できるクラリーノに比べると高級品です。
また、価格が高い分、本革には丈夫なイメージがありますよね。
本革はクラリーノよりも耐久性が高く長持ちしやすい素材で、強度が高いというメリットがあります。
ただし、クラリーノに比べると「重い」、「雨に弱い」というところが本革のデメリットです。
防水加工が施されていたとしても、雨に濡れたときはその日のうちにお手入れをすることをおすすめします。

定期的にお手入れすることで、ランドセルの寿命を延ばすことができます。
素材に適したクリーニング方法を確認し、汚れた部分を優しく拭いたり、ブラシでこするなどして清潔に保ちましょう。
ランドセルに破損や緩みが生じた場合は早めに修理や補強を行い、破れた部分を縫製する、ファスナーや金具を修理するなど、専門の修理業者に相談することをおすすめします。
また、メーカーの取り扱いガイドや注意事項も参考にしながら、適切なケアを行うことが大切です。

 

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