施工方法公開(バック:カラーチェンジ編)

いつもご覧頂いてありがとうございます。

今回は施工事例では無く、弊社の施工方法を公開いたします。

さて、施工を公開することになった経緯と致しまして、皆様にリペアという新しいエコのスタイルを少しでも身近に感じて頂きたく、そして何より最近類似業者による施工で直ぐに塗料が剥げたり等、仕上りに不満を感じておられるお客様が沢山おられるということを弊社のお客様担当部署に問合せがございます。

そこで、弊社のモットーでもある、【~永く使って頂きたいあなたの大切な革製品~】ということをリペアをお考えのお客様にご理解いただき、弊社のサービスをご検討頂きたいからです。

まず第1回の施工公開として、シャネル・マトラッセのチェーンバックのカラーチェンジ施工をご覧いただき、ご検討のお客様には是非ご利用頂きたいです。

お写真のホワイトカラーのバックをブラックにカラーチェンジいたします。

まずは、チェーン部分の皮革分解から行います。

こちらはそのままでも施工は可能ですが、皮革とチェーンを取り離すことにより、より品質の高いモノとなります。

こちらの写真がチェーンから取り離した皮革(ショルダーひも)です。

見てお解りの通り黒ずみや黄ばみ、そしてすれ傷が目立ちます。

次にこちらのお写真は長年使用されていますと手の油分や汚れ等が皮革表面に付着しております。

その為、特殊アルコールにて油分等の除去を行います。

次のお写真はカラーをそのままで残しておきたい、すなわちマスキング作業を行います。

弊社では、そのマスキングテープを張る部分により使い分けております。

例えば、皮革表面が柔らかく弱い状態であれば粘着力の弱いモノを使用したり、また、テープの強度が強くないとくっつかないところであれば、その用途に合し使い分けます。

テープだけでも6種類のモノを使い分け使用しております。

次にカラーチェンジ後の溶剤を作成します。

当然、環境に優しい水性を基本使用しております。

また、今回はホワイト→ブラックへのカラーチェンジですが、青、赤、黄、白、黒、濃黒の6色からカラーを作成しますので、ほぼ世の中にあるほとんどのカラーが再現できます。

次のお写真は作製した溶剤を本体にエアースプレーガンにて吹付けて参ります。

弊社では、エアースプレーガンにもこだわりがあり、できる限り用途に適したガンを使用しております。

今回は、素材がラムレザーということで、キメの細かい(粒子)溶剤散布ができるように、選定し使用しました。

チェーン部分の皮革に関しては革のシボ(柄)の奥まで溶剤が浸透するようにできる限り伸ばして塗料を散布しております。

次のお写真は、溶剤を散布後に空気中に浮遊している埃等が、溶剤散布時に一緒に付いている可能性がある為、指の腹で皮革表面を触りながら、肌触りを確認し中研ぎという作業をしております。

こちらの作業は溶剤散布→中研ぎという作業を何度も何度も繰り返し質感を高めます。

※しかしながら溶剤を吹き過ぎると本来の革よりも溶剤の膜の方が分厚くなってしまう為、熟練した技術が必要となります。

使用している研ぎモノはスポンジ状になったやすり(研磨)です。

状態により、紙やすり等も使用します。

次のお写真は色止めの溶剤を散布しております。

こちらは基本カラーは入っておらず、透明のモノとなります。

色止め剤を散布する事により、まず色が他の物に移るという事はありません。

また、今まで弊社が施工をしてきた中で色が移ったというようなクレームも全くございません。

次のお写真が弊社独自の技術でもあります、トップコーティング施工です。

すなわち耐水、耐久性を向上させるための溶剤です。

こちらを散布することにより、雨の日も気にすることなく使用して頂けますし、また何よりもお手入れが要りません。

どういう事かというと、皮革自体に透明の薄い膜を張る為、色あせやスレ・傷に強くなります。

弊社実験では、新品の状態でトップコーティングを施工するとしていないものと比べ1.5倍耐久性が増しました。

※通常の使用状態によります。

最後に分解したチェーン部分とショルダー皮革部分とを編み込んでいき本体に接続し仕上がりです。

いかがでしょう綺麗に仕上がりました。

今回はあまり説明を入れませんでしたが、スレや傷等も溶剤で修復できます。

質感も劣化の無い場所と同じくらいに補修が可能です。

ブランドバック等の劣化でお困りのお客様はぜひ革研究所・神戸店にご相談下さいませ。

今回の施工紹介以外の状態でもほとんどの劣化が修復できます。

弊社ベテラン革職人がきめ細かなアドバイスをさせて頂きます。

お見積りは無料です。

革製品のスレ傷補修や染め直しは革研究所まで!!
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